陸路と航路で行く韓国旅行①【下関・門司港 探索編】

海底にある県境

HIGEDARUMAです/

2019年2月に夜行バスと国際フェリー(下関→釜山)を乗り継いで、韓国に行ってきました。

その際に立ち寄った下関・門司港の様子を旅行記として纏めています。

夜行バスで山口へ

僕は関西圏在住のため、まずは夜行バスで山口まで向かうところから旅は始まる。

山口県・萩行きのバスは定刻の21:25にOCATのバスターミナルを出発した。

座席は3列独立のシートでかなり快適だった。

後ろの席がトイレだったので目一杯リクライニングできた。

3列独立シートは予想以上に快適だった。

通路側にはカーテンが付いているので半個室にすることができる。

席のすぐ後ろがトイレだったので、目一杯リクライニングをすることができた。

大阪から山口駅までの運賃は8,000円。所要時間は約11時間。ワンマン運転のため途中で運転手の仮眠があったりした。

天然温泉 清水湯で疲れを癒す

天然温泉 清水湯

山口駅で夜行バスを降り、そこから徒歩で「天然温泉 清水湯」へ向かった。

5FC8+VR 山口市、山口県

↑天然温泉 清水湯↑

湯田温泉地区で清水湯を選んだ理由は夜行バスが到着した朝9時頃はまだどこの温泉も開いていないからである。清水湯は朝8:30から営業している。

途中で通った商店街。人通りは少なく閑散としていた。

途中で通った商店街。人通りは少なく閑散としていた。

小さな大衆浴場だが、コインロッカーやコーヒー牛乳など必要なものは全て揃っていた。ドライヤーやタオルは貸出制で20円くらいで借りれたと思う。

受付のお姉さん曰く、源泉から湧き出たお湯と井戸からくみ上げた地下水を混ぜて温度調整をしているため肌にはとても良いそうだ。

料金は420円で番台で支払う。

浴槽は2つ、小さいが水風呂やサウナもあった。朝9時過ぎだったが既に地元のおじいさんでいっぱいだった。旅行者が立ち寄り湯として利用するにはちょうど良いところだった。

山口駅から下関駅へ向かう

山口駅

山口駅の駅舎。改札などはなく、列車の運行本数も少ない。

温泉で体が温まったので、フェリーの出発地である下関へと向かった。フェリーの出発時刻は19時45分だが、下関・門司は見所が多いので観光することにしていた。

在来線で山口駅から新山口駅経由で下関駅まで向かった。所要時間は約1時間半。新幹線を使うという手段もあったが高いし所要時間もそれほど変わらなかった。何よりもローカルの列車で移動がしたかった。

途中の新山口駅で乗り換え。

途中の新山口駅で下関駅行きの列車に乗り換え。

山口駅には券売機はないので窓口で切符(1,490円)を購入。山口駅からの列車の運行本数は1時間に一本とかなのでしっかり下調べをする必要がある。

列車はディーゼルエンジン車。平日ということもあり、地元の中高生がたくさん乗車していた。

ローカル感のあるディーゼルエンジン車。

ローカル感のあるディーゼルエンジン車。車両は2両編成だった。

山口駅から新山口駅まで乗車した車両。

山口駅から新山口駅まで乗車した車両。バスと同じように運賃箱に運賃を支払う。

下関駅に到着・国際フェリーターミナルへ向かう

下関に到着

下関駅に到着した。

車内はかなり暖房が効いていた。車窓から見る見慣れない田舎の景色を眺めていたら、あっという間に着いた。

車窓からの景色

車窓から見ていた田園地帯。

乗船の手続きについて聞くためにまず国際旅客ターミナルへ向かった。下関駅から国際旅客ターミナルまでは徒歩で10分程。

WWXG+5F 下関市、山口県

↑下関国際旅客ターミナル↑

国際旅客ターミナル内の様子

午前中の国際旅客ターミナル内は閑散としていた。

ターミナルの2階に関釜フェリーのオフィスがあるのでここで乗船に関して聞くことができた。乗船手続き開始時間は15時からで、18時半までに手続きを終了させなければならないそうだ。また関釜フェリーの乗船手続きで必要になる「乗船申請書」の記入用紙を貰った(本来は自宅で印刷・記入をしておかなければならない)。

オフィスの前に荷物預り所があったのでここに荷物を置いて出かけた。

荷物預かり所

荷物預かり所と言ってもオフィスの外の空きスペースに荷物を置くだけ。無論、貴重品等は置いていけない。乗船手続きの終了する18時半までに荷物のピックをする必要がある。

ターミナル内は心なしか韓国の匂いがした。

国際ターミナルということもあり、ターミナル周辺は異国情緒が漂っていた。

韓国のトラックが止まっている

国際旅客ターミナル横の港湾エリア止まっていた韓国の大型トラック。下関と韓国の関わりの深さが伺える。

唐戸市場のフェリーターミナルから対岸の門司港へ向かう

国際フェリーターミナルを後にし、唐戸市場へ向かって歩いた。

道中は港湾エリアや漁船エリア、はい!からっと横丁を通り、また対岸には門司港が見える。

停泊している漁船

停泊する漁船。

向こう岸は福岡県の門司となっている

対岸に見えるのは福岡県の門司。

唐戸ターミナルで門司港レトロ行きのフェリーのチケットを購入。

門司行きのチケット売り場

門司港行きのチケット売り場。

券売機でチケットを購入する

券売機でチケットを購入する。

片道400円(往復は800円)。門司港レトロ行きのフェリーは20分間隔で運行をしているようだ。

門司行きのフェリーの時刻表

門司行きのフェリーの時刻表。僕が乗船した時の運行時間はこの限りではなかった。

この唐戸ターミナルからは宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘を行なった巌流島へも行くことができる。

フェリーは小さな高速フェリー。唐戸ターミナルから対岸の門司までは2キロほどの距離しかないので約5分程で到着する。

フェリーの上から見た関門橋

フェリーの上から見た関門橋。

小さなフェリーだが1階には室内座席があり、2階には景色を一望できるオープン席がある。波による揺れはかなり激しかった。

XW4R+CX 下関市、山口県

↑唐戸ターミナル↑

門司レトロに到着・名物の焼きカレーを食べる

門司側のフェリーターミナル前はすぐに赤レンガ地区となっている。有名な門司の焼きカレーの専門店はこの近くに集まっている。

門司側のターミナル前の様子。

門司側のフェリーターミナル前の様子。

BEAR FRUITSという有名な店があるのだが15時にも関わらずかなり待ち時間があるようなので諦めた。

すぐ近くにあった「王様のたまご」という店に行った。焼きカレー専門店の何店舗かは営業時間が15時までなど、意外と早くオーダーストップをする店もあるので注意が必要だ。

WXW6+FP 北九州市、福岡県

↑王様のたまご↑

合挽きミンチの焼きカレーを注文した(800円くらい)。白ごはんの上にカレーをかけ卵とチーズを乗せてからオーブンで焼いたもの。カレーの味付けが少し薄めだったのが印象的だった。

名物の焼きカレー

名物の焼きカレー。出来たてはかなり熱い。

門司の赤レンガ地区を観光し、関門人道トンネルへ向かう

食後は門司の赤レンガ地区を観光した。王様のたまごの目の前が赤レンガ地区となっている。

赤レンガ地区

門司港にある赤レンガのエリア。

赤レンガベースの建築物が門司の貿易港ならではの景観と雰囲気を作り出していた。赤レンガの建物は旧大阪商船や旧門司税関など貿易や船舶に関連した建物が多かったように思える。門司港と貿易の結びつきが見て伺えた。

赤レンガの建物

赤レンガ地区には赤レンガベースの建物があちこちにある。

門司レトロ地区を北上し、関門人道トンネルへと向かった。門司港レトロ観光線の列車を利用しようと思っていたが、運行している雰囲気がなかったので徒歩にした。距離は2キロほど。

海岸に整備されている遊歩道

人道トンネルの方面に遊歩道が設けられている。

海岸・線路沿いに遊歩道が整備されているほか、関門海峡に掛かる関門橋とその下をくぐる大型貨物船を見ることができた。

関門橋に差し掛かる大型貨物船

関門橋に差し掛かる大型貨物船。

門司のレトロ地区は韓国人観光客が圧倒的に多かった。みんな今夜出発する関釜フェリーで韓国へ帰国する人なのだろうか。

和布刈神社から関門橋を眺め、人道トンネルへ

人道トンネルの入り口手前に和布刈神社(めかり神社)という関門橋の真下に建つ九州最北端の神社があった。ここからは関門海峡と関門橋を間近で眺められるほか、鳥居と関門橋という歴史を超えた絵を見ることができた。

和布刈神社から見る関門橋

和布刈神社から見る関門橋。

XX66+9W 北九州市、福岡県

↑和布刈神社↑

和布刈神社から人道トンネルまではすぐ。歩行者は無料で通行できる。自転車・原付の通行料金は20円だ。エレベーターで地下へ降りる。かなり深いところまで掘られているようだ。

人道トンネルの入り口

人道トンネルへの入り口。

地下へ降りるエレベーター

地下へ降りるエレベーター。

トンネル内は直線で780メートルの長さがある。ランニングやジョギングをする地元の人がたくさんいた。人道トンネルをランニングできるとはなんて贅沢なことだろうか。

海底トンネルの様子

人道トンネルの様子。ここが海底とは想像もできない。

全長は780m

人道トンネルの全長は780m。関門海峡の狭い部分に作られたことがわかる。

海底にある県境

海底にある県境。世界でもかなり珍しいと思われる。

XX67+G5 北九州市、福岡県

↑人道トンネル入口(福岡県側)↑

徒歩で下関に到着、壇ノ浦で源平合戦の像に触れる

人道トンネルで再び下関に戻ってきた。

下関側の出口は壇ノ浦となっている。

出口すぐの信号を渡ったところに壇ノ浦の戦いで知られる源平合戦の像がある。

壇ノ浦の戦いを表した像

源平合戦の像。源義経の「八艘飛び」は圧巻だ。

像のすぐ後ろからは関門橋を眺めることができる。

下関側から見る関門海峡と関門橋

下関側から見る関門海峡と関門橋もまた美しい。

XX84+2J 下関市、山口県

↑源平合戦の像↑

バスで下関駅へ、国際旅客ターミナルへ戻る

源平合戦の像と関門橋を目に焼き付けたところで、国際旅客ターミナルへ戻る時間になった。下関・門司での移動はフェリーを除き全て徒歩だったが、時刻は18時前、18時半までに乗船手続きを終わらせなければならないため、徒歩で戻っている時間はない。

源平合戦の像のすぐ後ろは大通りとなっており、下関駅行きのバス停がある。運行本数も多発だ。料金は260円の後払い制で、下関駅までの所要時間は約10分

XX84+5M 下関市、山口県

↑下関駅行きのバス停↑

下関行きのバスの時刻表

下関駅行きのバスの時刻表。日が昇っている間の運行本数は多め。

バスは下関駅横にある大丸のバス停に到着した。

ここから国際旅客ターミナルへ急いで戻った。

下関国際旅客ターミナル

再び下関国際旅客ターミナルに戻ってきた。

乗船締切間近ということもあり、ターミナル内は無数の韓国人で溢れていた。

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