夜行列車でフエに到着 フエの町を半日観光【東南アジア一周⑩】

翌朝7時頃に起床。列車はクアンビン省のあたりを走行していた。フエまでは残り3分の1程度。

車内販売があったので、ミルクコーヒーを注文。車窓にゆっくりと流れるベトナム郊外の景色を眺めながら頂いた。20,000ドン(≒117円)。ベトナムでの砂糖入りのコーヒーは練乳の入ったミルクコーヒーが一般的らしい。コーヒーを販売している店では大抵のところでミルクコーヒーのメニューがある。

11:30 定刻よりも30分遅れてフエ駅に到着。ホームは乗り降りする乗客で混雑していた。

フエ駅の駅舎。こじんまりとしたヨーロッパ風のお洒落な外観が特徴的。駅周辺にはバイクタクシー兼ツアーの呼び込みをするおじさんがたくさんいた。皆過去にツアーに参加した人が書いたノートを見せて「過去に日本人をたくさん案内したよ」とアピールしてくる。ハノイと比べると呼び込みの粘着度が高いように感じた。断ってもバイクで並走してさらなる呼び込みをしてきた。

駅からは宿へはgrabのバイクタクシーで移動。19,000ドン(≒111円)。Booking.comから予約して2泊で¥3,110。

宿でしばらく昼寝してから町散策開始。ハノイと比べると交通量もクラクション音も少ないように感じる。フエは1802年から1945年までの143年間、ベトナム最後の王朝である阮(グエン)王朝がおかれた町。その王宮はベトナムで初めて世界遺産に登録されたフエを代表する観光地である。

町の中心を流れるフォーン川沿いの公園。フォーン川を周遊するボートツアーがあるらしく呼び込みをする女性が公園内にちらほらいた。聞いたところ料金は300,000ドン(≒1,748円)らしい。

広大なフォーン川。フォーン川の北側は王宮を中心とした旧市街、南側はホテルなどのある新市街となっている。

川沿いにあった自動販売機。

アクエリアスのようなスポーツ飲料を購入。アクエリアスを薄くして炭酸を加えたような味わいだった。10,000ドン(≒58円)。

フォーン川を渡り北側の旧市街へ。王宮の周辺を散策する。王宮の外側の城壁を越えると都城エリアとなる。外側の城壁を越える門は現在は一般道として使われており車やバイクが通る。

王宮の内側の城壁。この城壁の内部が王宮エリアとなる。保存状態が良く、当時の面影を感じられる。

王宮の東側にある東門。東洋らしさが感じられるが、日本や韓国、中国とはどこか異なる。

東門の近くの路上販売で購入した飲み物。飲むヨーグルトをさらに甘くしたような味だった。炎天下の中をしばらく歩いたので小休憩にちょうど良い。20,000ドン(≒116円)。

王宮の正門前にある広場。正月ではないが、凧揚げをする子供たちで賑わっていた。

1807年に建てられた高さ29mのフラッグタワー。見張り台と砲台の役割を兼ね備える。当初は木製だったが、その後何度か倒壊したため、現在あるのは1969年のベトナム戦争時に再建されたコンクリート製のもの。

王宮の正門「午門」。高さ約17m、幅約58m。1805年に初代皇帝が建てた見張り台を2代目皇帝が改良し1833年にこの形となった。王宮の営業時間は17時まで。この日は王宮の周辺の散策のみ行った。

日も暮れて来たのでフォーン川に架かる橋を渡って町の南側へ。

新市街地の方を見てみるといくつか高い建物が見える。これらは全てホテルで、フエが王宮を中心とした観光の町であることが分かった。一見オフィスビルにも見える一番高い建物は「Melia Vinpearl Hue」という五つ星ホテルだ。

川沿いには遊歩道がある。夕暮れのフォーン川の景色を眺めに多くの地元の人が集まっていた。

夕暮れ時の紅蓮の空。穏やかな王宮の町とよく調和していた。

川沿いから道路を一本挟むと官公庁の建物があった。

帰り道、人だかりができていたローカルな食堂でフエ名物の「ブン・ボー・フエ」を頂いた。牛から作ったスープに米麺、牛肉、豚肉が入っている。レモングラスで味付けがされたスープはあっさり目で程よいアクセントになっていた。

町の中心部には店がひしめき合い賑わいを見せている。交通量もハノイほどではないがそこそこ多い。

観光客向けのバーなどが集まる「Chu Van An」通り。週末は歩行者天国となる。東南アジアらしい活気が感じられる。

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