陸路と航路で行く韓国旅行②【関釜フェリー SEONG HEE 乗船編】

SEONG HEE号

HIGEDARUMAです/

2019年2月に夜行バスと国際フェリー(下関→釜山)を乗り継いで、韓国に行ってきました。

下関港から釜山港まで乗船した関釜フェリー「SEONG HEE」の乗船に関する旅行記を纏めました。

国際旅客ターミナルで乗船手続き

下関・門司港の半日観光を終えて再び下関国際旅客ターミナルに戻ってきた。

下関国際旅客ターミナル

お昼に荷物預かり所に預けておいた荷物をピックし、早速乗船手続きに進んだ。乗船手続きはターミナル2階にある関釜フェリーの窓口で行う。

乗船手続きカウンター

2階にある乗船手続きカウンターで乗船手続きを行う。

乗船手続きは18時半までに終わらせておく必要がある。この時は既に18時過ぎ。締め切り間近だったためか窓口はそれほど並んでいなかった。

窓口で記入済みの乗船申請書パスポートを提出し、料金を支払う。

2等寝台で予約していたので料金は9,000円と思っていたが、2019年1月より新たに始まった国際旅客税(1,000円)旅客サービス施設使用料(610円)燃油付加運賃(700円)を支払ったら結果11,310円になった。

窓口での支払いは現金のみでクレジットカードの利用は不可なので注意が必要だ。

各種料金の領収書

乗船手続きが完了すると、乗船券が渡される。

乗船券

乗船申請書には予約番号の記入欄がある。乗船にあたっては下記のURLから電話で予約することができた。電話での予約確定時に電話越しに予約番号が伝えられる。

参考 関釜フェリー予約関釜フェリー株式会社

乗船開始時間まで待機

乗船時間は18:30〜19:00。開始時間まで少し時間があったので、次の税関検査の列に並んで待つことにした。税関検査への入り口は乗船手続きを行った窓口の真後ろにある。

税関検査への行列

税関検査を待つ人の行列。写真正面が税関検査への入り口となっている。

税関検査の列は何列か出来ていたが、向かって左側が団体・右側が個人の列になっているようだ。税関検査へは個人の列から進む。

MEMO
気づいたことは韓国人の割合が圧倒的に多い。多分90%くらいを占めていたと思う。日本人の姿はあまりに見かけなかった。少し前にYahooニュースで日韓の往来旅行者数が1000万人を突破したという記事を読んだが、その内の約700万人は日本を訪れた韓国人が占めているそうだ。つまり日本から韓国に行った日本人は200万人と少ししかいないということだ。このターミナル内の状況はまさにこのニュースの記事を反映していると思った。

参考 日韓の年間往来者数が1000万人を突破livedoor NEWS

出国審査を終わらせ、いざ乗船

税関検査と標識には書かれていたが、実際のところ乗船にあたって税関検査・手荷物検査は無かった。検査用の機械はあったが、使われていなかった。

チケットの半券を回収され、出国審査へ進んだ。出国審査を終えると小さいが免税店のエリアがある。タバコ・お酒・お土産などが売られている。

出国審査後にある免税店

出国審査後にある免税店。

免税店に特に用がない人はそのままアーケードを通り、乗船することになる。

全体的な流れは、乗船開始時間になるチケットの半券を回収出国審査免税店エリア乗船 だ。飛行機の搭乗とは少し手順が異なっていた。

宿泊する2等室へ向かうが・・・

僕は一番安い2等室(相部屋)を予約していたので、乗船後はそのまま2等室に向かった。1等室以上の個室は入り口すぐにあるフロントで鍵を受け取るが、2等の相部屋は鍵の受け渡しはない。2等室の相部屋は1階に、1等室以上の部屋は2・3階にある。

入り口すぐのところにあるフロント

入り口すぐのところにあるフロント。何か困ったことがあればここに来たら助けてもらえる。

2等室の相部屋に入ったら既に先客(韓国のおじさん・おじいさん方6・7名)がいた。角などのいいポジションは既に占領されていた。

僕は仕方なく残り僅かな隙間に布団をひき寝ることになるのだが、何せ韓国のおじいさん方(団体なのか)の部屋を独占している感が出ており、部屋に居づらい。部屋の匂いもかなり強烈なことに加え、言語の観点からコミュニケーションも取れない。

壁にロッカー(荷物入れ)が付いているのだが南京錠などが使える穴などは開いていない。フロントで入浴や就寝の際に貴重品は預かってもらえるのだが、手間がかかり面倒だ。

そこでフロントで個室(1等室)が空いていないかと尋ねてみた。幸いなことに1等2名部屋が何部屋か空いていたので追加料金を払ってアップグレードしてもらった。追加料金は韓国ウォンで50,000ウォン、日本円だと5,500円。前回韓国に行った時のウォンが残っていたのでウォンで支払った。ちなみに関釜フェリーのホームページでは2等と1等の運賃の差額は3,500円で、1等2名部屋の貸切料金が2,000円なので合計5,500円となる。当日の部屋変更(アップグレート)でも料金は事前予約と同じのようだ。

船内でもクレジットカードは一切使えないので注意が必要だ。

1等個室には5,500円でアップグレードが可能だ

このSEONG HEE号は韓国籍のため、乗務員はほとんどが韓国の方だったが、フロントやレストラン、カフェなどの店員さんには日本語が通じる。

アップグレードした1等室へ向かう

カウンターで追加料金を支払ったら、1等個室の鍵が貰えたので早速移動した。

一等個室の鍵

僕が泊まった1等2名部屋は船内3階にあり、フロント前の螺旋階段を登り3階へ行った。

船内にある螺旋階段

フロント前にある螺旋階段。2・3階への行き来が可能。

1等2名部屋は完全に個室。内装や設備はビジネスホテルと全く同じだ。トイレ・シャワーも室内にあり、テーブル・イス・ドライヤー・タオル・アメニティー・クローゼット・ティーカップなど必要なものは全て揃っている。冷蔵庫と湯沸かし器はない。湯沸かし器の代わりに保温ボトルがあった。共用通路にあるウォーターサーバーからお湯を入れてくるためのものだろう。

室内の様子

室内の様子。ひとりで使うには十分すぎる広さだ。

ベットも申し分なかった。

ベットも清潔。柔らかさも申し分なかった。

ベットは2段ベット。室内にはしっかりと窓も付いている。コンセントは日本式と韓国式の両方があった。

室内のコンセント

タオルには釜関フェリーと書かれており、見た感じ使い捨てだと思ったので持ち帰った。

2等相部屋と比べると天国のような環境だ。5,500円でアップグレードして本当に良かったと思う。

船内を探索

部屋に荷物を置き、船内を探索してみた。

1階

・コンビニ(GS25) 韓国のコンビニ「GS25」があった。店舗は小さいが売っているものは韓国国内にあるGS25と全く同じだ。ポットや電子レンジがあるのでカップメンや弁当などが食べられる。レジでは日本円・韓国ウォン両方が使える。営業時間(19:20-22:50)が決まっているので注意が必要だ。

船内にあったGS25

船内にあったGS25。

 

日本円も使える

日本円も使える。

 

営業時間が決まっている

営業時間が決まっている。

・免税店 商品が陳列されている訳ではなく、カウンター越しに商品を注文するスタイルだ。メビウスのSKY BLUEを買ったが2,300円だった。かなり安い。物にもよるが乗船前の免税店よりも安く売っているようだ。

船内の免税店

・共有スペース 机と椅子が並べられた共有スペース。コンビニ・免税店の前にある。相部屋の人が使っているのか、常に満席だった。

コンビニ前にあった共有スペース

・ゲーセン なぜかゲーセンがあった。狭い部屋に10台程並べられていた。プレイはしていないので日本円が使えるのか韓国ウォンが使えるのかは不明だ。

ゲーセンもあった

・カラオケ カラオケもある。利用料金は1時間2,000円と書いている。結構高い。

カラオケもある

・自動販売機 自動販売機(ドリンク・ビール・アイスクリーム)は日本円しか使えない。自動販売機の横には日本円専用の両替機がある。

自販機は日本円専用

 

日本円専用の両替機

2階

・レストラン 日本食と韓国食が食べられるレストラン。料金は事前支払。オーダーできる時間が決まっているかつ、オーダー時間が短いので注意。夕食と朝食の提供がある。

メニューとオーダー時間の案内

夕食の場合だと20:00-20:20の間に来店し、注文しなければならない。

・カフェ レストランの出口に小さなカフェがあった。

船内にあるカフェ

3階

・共有スペース ステージがある共有スペース。何もないときは自由に使うことができる。21時くらいになるとここでお酒やスナックなどの販売が始まるとの船内アナウンスがあった。

3階にある共有スペース

全階

・デッキへの出入口 デッキへの出入口はどの階にもいろんな場所にある。デッキにも階段があり2階から3階といったように移動が可能。一応22時までしか出れないとの注意書きがあるが22時以降でも出られた。対馬海峡に出てしまったら何もないので面白くないが、下関出航直後や釜山到着直後なら港の様子を間近で伺うことができる。

デッキに出られるのは22時までと決めれらている

 

デッキの様子

デッキの様子。デッキでにも階段がある。

レストランでキムチチゲを食す

小腹が空いてきたのでレストランで夕食を取ることにした。2階にあるレストランで夕食を食べた。

メニューとオーダー時間の案内

レストランと言っても、営業時間内に行けばいつでも注文ができて料理が出てくるというシステムではない。オーダー時間が決まっており、この時間内にレストランへ来店し、レジで注文をして料金を支払わなければならない。僕が乗船したSEONG HEEのレストランのオーダー時間は20:00-20:20だった。変わったシステムだ。

食事はオーダー時間が過ぎてからもゆっくり食べられる。とにかくオーダー時間内に注文をしなければならない。

キムチチゲ自体の味はイマイチだったが、備え付けのおかず(特に牛肉の甘辛煮込み)は美味しかった。

キムチチゲ定食

料金は9,000ウォン。無難にも和食を頼んでおけば良かったと後悔した。

船首から対馬海峡を望む

食後、思ったよりやることがなかったのでとりあえずデッキへ出て、船首の方へ向かった。冬(2月)の船上はとてつもなく寒い。

夜の対馬海峡

夜の対馬海峡に浮かぶ光。かなりピンボケしている。

夜なのであたりには何も見えないが、海の向こうに少し明かりが見えた。対馬の夜の明かりなのだろうか。場所は確かに対馬海峡に差し掛かっていたと思う。

現在地をリアルタイムで確認できる

フロントの横にあるモニターで現在地を確認できる。

対馬海峡は波・海流の影響があってかかなり揺れる。デッキで階段を上り下りする際などは注意が必要だ。

コンビニで買い足しをする

部屋に戻る手前、コンビニに寄って夜食のカップ麺とハンバーガ・水を買った。

コンビニは韓国の大手「GS25」、売っている商品は韓国の商品ばかりたっだ。韓国国内にあるGS25の小さい版といった感じだ。店舗は小さいが商品の品揃えは劣っていない。

品揃えも豊富だ

日本円・韓国ウォンどちらも使える。

日本円も使える

シャワーを浴びて就寝

部屋に戻りシャワーを浴びた。

韓国国内の中級ホテルでは途中でお湯が出なくなるといったことが何度かあったが、ここは蛇口をひねっている限り一定温度のお湯が出続ける。水圧も文句なしだ。

室内のトイレシャワー

室内のトイレシャワー

ベットも清潔でフカフカさも申し分ない。船の揺れが心地よくすぐに眠りについた。

ベットも申し分なかった。

釜山港に到着、起床そして下船

下船時間は8時とフロントに書いていたので、それに間に合うように6:30に起床した。

起床直後の窓の様子

起床直後の窓からの景色。暗いが既に釜山港に到着していた。

窓を開けてみると、すでに釜山港に到着し着岸していた。着岸してから下船には手続きの観点から時間がかかるのかもしれない。

デッキに出てみると釜山国際旅客ターミナルや山の斜面に建つ建物が目に入った。いつもの釜山の景色だ。昨日は下関にいたのに、寝て起きたら釜山にいる。不思議な感じがした。

釜山国際旅客ターミナル

既に釜山国際旅客ターミナルに着岸していた。

いつも見る釜山の景色

山の斜面に建つ建物。釜山に来たと実感できた。

準備をしていると下船時間の30分前くらいから「部屋の鍵を早急に返却してください」という船内放送が流れ始めた。下船の時に返せばいいと思っていたので無視していたら、部屋に電話がかかってきて今すぐ返しにきてくださいと言われた。鍵を持ったまま下船されたら取り返しのつかないことになるので仕方ないことだろう。

下船も団体と個人で分かれて下船する。アーケードを通り、旅客ターミナルに移動する。

入国審査

釜山国際旅客ターミナルはかなり綺麗で広々としていた。金海国際空港よりも綺麗だと思う。

釜山国際旅客ターミナルの様子

下船後は通路を道なりに進むと入国審査がある。入国審査が終わったら、手荷物の軽いX線検査があり、それが終われば晴れて釜山に入国完了だ。

まとめ

国際フェリーでの船旅は総じて楽しかったです。関西からだと飛行機で行くよりも時間とお金が掛かりますが、一度はやってみて良かったと思います。

気をつけるべき点としては、下関国際旅客ターミナルでの運賃の支払や船内ではクレジットカードが一切使用できない点です。船内にはATMや両替所もないので、食事をしたり免税店で買い物をする予定の方は多めに現金を持ち合わせる必要があります。

また船内にはWIFIはありません。日本の海域ではスマホの電波は通常通りでしたが、翌朝釜山についた頃には圏外となっていました。

船の揺れは大きい客船ということもあり、それほど激しくは揺れませんでした(天候とか海の状況に寄ると思いますが)。個人的には心地よい揺れだったと思います。対馬海峡に出ると海流の影響か少し揺れが大きくなったと感じました。

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