ハノイからニンビンの日帰りツアーに参加 そして夜行列車でフエへ【東南アジア一周⑨】

7:45 ホテルにツアーの送迎が到着。バイクで指定場所まで移動して、ツアーのバスに乗車した。

途中、高速道路のサービスエリアで休憩。3年半前にハロン湾の日帰りツアーに参加したが、その際に立ち寄ったサービスエリアとほとんど同じだった。観光バスが停車するサービスエリアとして観光客向けの仕様になっている。中にはお土産屋、カフェスペースがあった。

まずはホアルー(Hoa Lu)を見学。ホアルーはベトナムで最初の首都があった場所。中国王朝の支配から脱し、968年ベトナムで初の独立王朝である丁朝が建都された。1010年ハノイに遷都されるまでの約40年間、都としての役割を果たした。

丁朝の初代皇帝であるディン・ティエン・ホアンが眠る祠廟。

赤を基調としたベトナムらしい造り。

祠廟の奥にあるディン・ティエン・ホアンの像。

ディン・ティエン・ホアン祠廟の隣にあるレ・ダイ・ハン祠廟。丁朝の滅亡後、980年〜1005年まで続いた前黎朝の創始者。

祠廟の奥にあるレ・ダイ・ハンの像

ホアルー見学の次はサイクリング。日本の自転車とは逆で左が前ブレーキ、右が後ろブレーキとなっている。

ニンビン郊外に広がるダートを進む。あたりには一般的な住居があった。ハノイなどの都市部と比べると広々とした佇まいだった。

サイクリングの途中で立ち止まった撮影スポット。大きくて穏やかな川にニンビンの代名詞とも言える岩山。ここでしか味わえないニンビンらしい風景だ。

昼食のバイキング。ローカル食堂ではなかなか手を出しづらい生野菜を中心に食べた。

昼食後はボートツアーがあった。一人ではボートに乗船できないらしく、ベルギー人の女性が一緒に同乗してくれた。

流れの穏やかな川を手漕ぎボートで1時間半くらい掛けてじっくりと見て周る。

折り返し地点で待機していた物売りのお姉さん。積極的にあれこれ勧められた。同乗していたベルギー人の女性はドリンクを買っていた。また漕ぎ手にドリンクとマンゴーを買ってあげていた。

川の水は濁っているが、東南アジアらしさがあって良い。岩山と併せて見るとニンビンらしさを感じられる。

次はHang Mua(ムア洞窟)へ。先ほどのボートツアーで通過したムア洞窟の上にある山を登る。

山頂まで設けられた階段は急な上に高さが均一ではない。一度で登り切るのは難しく何度も休憩しながら登った。頂上に着いた時には汗が滝のように流れていた。

頂上には仏塔が建てられている。頂上は2つあり、こちらは低い方の頂上。もう片方の高い頂上に行くためには登って来た階段を中腹あたりまで降りて、また別の階段を登る必要がある。

頂上付近の岩。手で触っても指が切れそうなくらい尖っている。

先ほどの頂上へのルートとはまた別の階段を登る。ここまでの旅で一番汗をかいた自信がある。

高い方の頂上には龍の銅像がある。

山頂からの景色。ニンビンの町と岩山を一望できる。ニンビンの町の中心には少しだけだが、高い建物が建っているのが伺える。

さっき登った低い方の山頂が仏塔と一緒に見える。

ムア洞窟の山麓には蓮の花畑がある。蓮の花はベトナムの国花となったいる。

美しい蓮の花びら。ベトナム航空のロゴにも蓮の花が使われているのを思い出した。

ツアー終了後、ハノイへ帰還。昨日と同じ炒飯の専門店で卵炒飯を頂いた。35,000ドン(≒204円)。味のクオリティーと立地を考えてもかなり安い。食後、フエ行きの列車の時間までホテルで休憩した。

21:00 ホテルのスタッフにハノイ駅までバイクで送ってもらった。

ベトナム鉄道公社が所有するSE1という車両。

一個室6人定員。

一番上(三段目)の席だった。登るのには一手間掛かるが、人の目線よりも上にあるため、盗難に対する心配は幾分か軽減された。

共用通路の様子。新しい車両なのか比較的きれいに感じた。3年半前にハノイからラオカイへ行くのに乗車した車両はもっと古かった。 

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