ホーム東南アジア一周ベトナム フエ観光の代名詞 フエ王宮を探索【東南アジア一周11】 2022年8月20日 SHARE ツイート シェア はてブ LINE Pocket ツイート シェア はてブ LINE Pocket 11:30 フエ滞在2日目の町歩き開始。 昨晩来た「Chu Van An」通りにフエの名物料理を中心に取り扱う店があったので、昼食を食べに来た。 バインナム(Banh nam)というフエの名物料理の仕込み作業。米粉とタピオカをペースト状にした生地に海老のでんぶと野菜を乗せてバナナの皮で包んでから蒸す。 注文したのはバインロック(Banh loc)という名物料理。さっきバインナムの仕込み作業を見ていたので、おまけでバインナムを一つ付けて頂いた。50,000ドン(≒292円)。 バインナムは甘辛い唐辛子ベースのタレを少量かけてから、スプーンで丸めて頂く。エビの風味はほとんどなく、食感は鮭フレークに近い。日本人にも食べやすい味付けだった。 バインロックはでんぷんの生地に味付けされた海老と豚肉を入れバナナの皮で包んで蒸したもの。何も付けずにそのまま頂く。外の生地はプルプルもちもち。口に入れた瞬間にエビの風味が広がり、噛むとさらにエビの風味が味わえる。殻ごと調理されているためサクッとした食感も味わえる。こちらも日本人好みの味付けだった。ベトナムで一番好きな料理かも知れない。 フォーン川に架かる橋を渡り町の北側へ。王宮を目指す。竹の棒を使い荷物を運搬する女性を見かけた。ベトナムではよく見る光景だが、柔軟な竹の棒を使うことで、荷物の重さを歩くエネルギーに変換することができる。これにより高齢者でも若者と同量の荷物を運ぶことができるということがダイグエン大学の研究チームにより明らかになった。 王宮の入場料は200,000ドン(≒1,162円)。 昨日も訪れた王宮の正門「牛門」。ここから入場する。 赤と金を基調とした午門の2階部分。新年の挨拶と科挙(官僚登用試験)の合格発表の時にだけ皇帝が姿を表した。また1945年8月30日に最後の皇帝であるパオダイ帝が王朝の終焉を告げたのもこの場所である。 午門を抜けた先にある「太和殿」。ここでは皇帝の即位式などが行われた。女性が立ち入ることは許されておらず、皇后(皇帝の正妻)も例外ではなかった。太和殿は再建の途中で実物はなかった。 太和殿をさらに進むと高級官吏の詰所(宿泊したり、一時的に仮眠したり、待機する場所)である右廡(Huu Vu)と左廡(Ta Vu)がある。これは左廡で文官(軍事以外の行政事務を取り扱う官吏)が使用していた。 左廡は現在では王朝についての展示スペースとなっている。 こちらは右廡で武官(軍事の行政事務を取り扱う官吏)が使用していた。現在では皇帝の衣装を来て記念撮影できるスペースやお土産屋がある。 右廡にあった売店でコーヒーとアイスを購入。この日は快晴で、気温も40度近くあったので、こまめに休憩を取った。コーヒー25,000ドン(≒145円)、アイス20,000ドン(≒116円)。 紫禁城を取り囲む周壁。当時のものだろうか。かなりの古みを帯びている。 1804年 皇帝の政務と生活場所として築かれた紫禁城の跡地。右廡と左廡のさらに奥にある。午門のある南側から皇帝が政務を行った「勤政殿」、皇帝の寝床である「乾成殿」、皇后が住む「坤泰宮」の順に配置されていたが、1947年のフランス軍との交戦により失われた。 勤政殿、乾成殿、坤泰宮を結んでいた回廊。煌びやかな色合いは訪れた人を魅了する。 回廊の外側にあった小さな塀。こちらもかなり古いもので遺跡感が伝わってくる。 紫禁城の東側にある「太平樓」。1844年 3代皇帝によって建てられた「書暇清樓」を基礎として12代皇帝によって1919年から1921年の間に建てられた。 ここでは皇帝が作詞をしたり、読書をしたりする書斎の役割を担っていた。内装からはどことなく書斎らしさが感じられる。 1826年に建てられたベトナム最古の劇場「閲是堂」。 皇帝や皇族、外国の大使が舞台芸術を鑑賞するのに使われた。現在では1日2回ユネスコ文化世界無形遺産に指定された王宮舞踊の公演が開催されている。東洋らしさの中にほんのり西洋が感じられるデザイン。 王宮内にあった庭園。どこか日本らしさを感じられる。 ひと袋5000ドン(≒30円)で鯉に餌やりができるのでやって見た。 12代皇帝によって1923年に改築して建てられた「建中樓(Lau Kien Trung)」。紫禁城と同様、1947年のフランス軍との交戦に失われたため、現在は復興作業が行われている。 レンガ色の古びた景観はタイやカンボジアなどにある遺跡群を彷彿とさせる。 1804年に建てられた「延寿宮(Cung Dien Tho)」。皇太后(皇帝の母親)の住居として使われた。 延寿宮の西側にある「静明楼」。9代皇后(9代皇帝の正妻)の医院として建てられた。健康のためにベトナムの建築様式ではなく、風通しのよいフランス・コロニアル建築様式が採用された。となりにある延寿宮(ベトナム式の建築様式)と見比べても造りが全く異なることが分かる。 延寿宮の内部。生活に使われていた机や椅子、タンス、鏡などが置かれている。当時の生活感が伝わってきた。 王宮観光終了。色々と見て回ったので4時間ほど滞在していた。フォーン川に架かる橋を渡り、南側の新市街へ。 帰路の道中、お土産屋でフエマグネットを購入。25,000ドン(≒146円)。 宿に戻り一休憩。19時頃、宿のスタッフに夕食に連れて行ってもらった。 宿からバイクで5分くらいの場所にあるローカルな食堂に連れて来てもらった。リクエストはしていなかったが、ブン・ボー・フエを注文してくれた。ブン・ボー・フエが地元の人に夕食として食べるほど広まっているフエ料理であることが分かった。連れて来てもらった上に奢って頂いた。自分がこれまでの旅で訪れたどのローカル食堂よりもローカルだった。 コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目ですコメント * 名前 * メール * サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。