HIGEDARUMAです/
2019年6月、4泊5日でマレーシアのコタキナバルとブルネイのバンダル・スリ・ブガワンを旅した旅行記です。
コタキナバルに到着・宿にチェックイン後、町歩きを開始しました。
目次
ウォーターフロントエリアを散策
まずは海岸へ行き、海を眺めた。宿泊先のHomy Seafront Hostelから徒歩3分ほどでアクセスできる。
水質は決して綺麗とは言えず、天気もあいにくの曇りだったが、近くに漁船がたくさん停滞しており、いかにも海の街という雰囲気が味わえた。
ウォーターフロントから見た海の眺め
海岸線に沿って洋食レストランやバーが立ち並んでいる。ビールを飲みながら東南アジアのゆったりとした時間を満喫している外国人がちらほらいた。
大衆食堂でナシゴレンを食す
ウォーターフロントのエリアを適当に歩き回った後は、大衆食堂でナシゴレンを食べた。
コタキナバルの大衆食堂はインド人が経営している店が多かった。
ナシゴレンと大きいボトルの水を頼んで8リンギット(約200円)。ナシゴレンには小魚が入っていた。
海の幸(小魚)が入ったナシゴレン
大衆食堂の店内の様子
バス停でバスを待つ
市立のモスクへ行くためにバス停に向かった。
バス停は発見できたのだが、時刻表のようなものはなく、バス停には人がいない。バスも来る気配がなかったので、諦めて市内観光することにした。
地球の歩き方には、コタキナバルのバスには時刻表のようなものはなく、定員になり次第発車するとの情報があった。
市立モスクなど北部行きのバス停。停車していたバスは団体客向けの観光バスで路線バスではなかった。路線バスっぽいバスもあったが車内には運転手すらおらず出発する気配はなかった。
↑北部行きのバス停の場所↑
ブルネイ行きのバスの出発場所を確認
翌日の朝8時のバスでブルネイに向かうため、あらかじめバスの出発場所を確認しておいた。
バスの出発場所は市内にあるKinabalu City Park横のバス停だった。
宿からの距離も徒歩で5分と便利だった。
バス停に停車するブルネイ行きのバス
市街地を散策
コタキナバルの市街地はこれといって見所はなかったが、目的もなく町歩きをする分には楽しかった。
インフラがきちんと整備されており、町歩きしやすかったのが印象的だった。治安も良く、ゴミなども落ちていない。東南アジア特有のゆったりとした時間の流れを感じられる。
街の中心部。治安も良く、町歩きしやすかった。
中心地には所々にオシャレなモニュメントがあった。
廃墟跡を活用したと思われるアート。
街中にあった京都ホテル。
1階に商業施設、2階以上に住居の入った雑居ビルも多数あり、アジアらしさがあった。店の看板にはマレー語と中国語が併記されているところが多く、多民族国家であることを改めて実感した。
アジアらしさが漂う路地。
シグナルヒル展望台から市内を一望
シグナルヒルという街を一望できる展望台へ向かった。街の東側にある山の中腹にある展望台だ。
徒歩でもアクセスができるように遊歩道に設けられていた。山の斜面に切り開かれた階段を登った。日中の気温は高く湿度も高かったので登るのに一苦労した。立ち止まると高確率で蚊に刺される。
遊歩道の入り口。
草木を切り開いて作られた遊歩道。
遊歩道の階段を登り終え、道なりに進むと展望台に到着した。展望台は小さな売店に隣接しているため、小休憩ができた。ドリンクやアイスクリームが売られていた。有料だがトイレもある(30セント)。
展望台からはコタキナバルの街を一望できた。少し高さが足りない気もしするが申し分ない。街のすぐ横には海が見え、晴れた青空が街と海の景色と調和していて綺麗だった。
シグナルヒル展望台からの景色。
コタキナバルの市街地は空港に近く離陸してすぐの飛行機を間近で見られた。
↑シグナルヒル展望台↑
海岸線から夕日を眺める
天気の良い日はコタキナバルの海側から綺麗な夕日を見ることができる。
シグナルヒル展望台から街へ戻ると海側から夕日の光が差し込んでいた。海岸の方へ向かうと海沿いにデッキが設けられていて、夕日を見にたくさんの人が集まっていた。赤く染まった空と海に映える夕日が幻想的だった。
海岸から眺めた夕日。
カジキマグロのモニュメントと夕日。
↑夕日が見える海沿いのデッキ↑
海岸線の市場を観光
海岸線には様々な市場が集中していて、宿へ戻りがてら軽く観光することにした。Waterfront Seafood Night Market、KK Wet Market、Handicraft Market、Night Marketなどがあった。
Waterfront Seafood Night Marketは夕日が見えるデッキのすぐ横にある。屋外レストランが固まっている。海で採れた幸を選んで調理してもらうこともできる。海側の席に座ると夕日を見ながら食事ができる。
Waterfront Seafood Night Marketの様子。野外レストランが立ち並んでいる。
市場に並ぶ魚。
珍しい色の魚が並んでいた。
KK Wet Marketは魚の卸市場。活気があるのは朝のようで、日暮れ後は閑散としていた。磯の匂いやゴミの匂いなどが混ざっていて強烈な匂いがしたのが印象的だった。
閑散としていたKK Wet Market
Handicraft Marketはいわゆるお土産市場。観光客向けのお土産を中心に取り扱っていて、ここに来れば大体のお土産を購入することができる。観光地価格だが、Tシャツが1枚20リンギット(約500円)、マグネットが3つで20リンギット(約500円)など日本人感覚からすると安い。
Handicraft Marketの様子。至る所にお土産が売られている。
Night MarketはHandicraft Marketのすぐ横に隣接する食品を中心に取り扱う市場で、他の市場と比べるとローカル感が強かった。
食品を中心に取り扱うNight Marketは庶民の台所。
Night Marketにあった卵屋さん。
↑Waterfront Seafood Night Market↑
↑Handicraft Market↑
宿に戻り、現地人と待ち合わせる
宿に戻り、荷物を置きひと休みした。バンコクからコタキナバルへの飛行機の中で知り合ったコタキナバル出身・在住の中国系の男性に街を案内してもらうことになっていて、宿で待ち合わせをしていた。
しばらくして彼が到着した。車で近郊の観光地を案内してくれた。車の車種はTOYOTAのVIOSでタイで生産されている車らしい。もう一台日本から輸入した中古のハリアーも持っていて、中古車だが性能はとても良いと日本車を賞賛してくれた。
政府官公庁エリアを視察
市街地から7kmほど北上した海沿いに政府官公庁のエリアがある。案内されたのは政府官公庁のビルで、広い敷地に大きなビルが2本立っていた。1本のビルは現在は使われていないため暗く、もう1本のビルは現在も使われていて明かりがついていた。
現在は使われていないビル。所々に明かりがついているが全体的に暗い。
現在も使われている政府官公庁のビル。
近くにあったパスポートセンターやサバ州立大学も車の中から見せてもらった。
↑政府官公庁エリア↑
市立モスクを訪れる
日中に行こうとして断念した市立モスクMasjid Bandaraya Kota Kinabaluへ連れて行ってもらった。
すでにお祈りが終わった後のようでモスク周辺は閑散としていた。
柱のグラデーションが綺麗だった。
イスラム教徒以外の人が内部に入るのは時間帯などによって制限があるようで、お祈りが終わった後だったのか内部を見学することができた。半ズボンの場合は腰に巻く布を貸し出してもらえる。
お祈りをする場所は想像よりも広く幻想的。床には絨毯がひかれている。案内してくれた彼はコタキナバル出身・在住だが、このモスクの内部に入ったのは初めてらしい。
モスクの内部の様子。
↑市立モスクMasjid Bandaraya Kota Kinabalu↑
マレー料理を食す
晩御飯に市立モスクの近くにあるマレーレストラン「Restaurant DKL」へ連れて行ってもらった。住宅地の中にあるマレー家屋を改装した個人経営のレストランだ。
伝統的なマレー家屋①
伝統的なマレー家屋②
室内の様子。これが本物のマレー式なのかと実感。
客の大半はマレー人らしく外国人が来るのは珍しいとのことだ。
チキンとビーフのプレートを頼んでもらった。ナシレマというマレー料理で、チキンは表面はカリカリで、ビーフは回鍋肉のような味付けで食べやすかった。ライスは鶏ガラスープのようなもので味付けがされていた。ホットレモネードと一緒に味わった。
チキンのナシレマ。
ビーフのナシレマ。この牛肉はかなり美味しかった。
↑マレーレストランRestaurant DKL↑
タワーマンションを見学
食後はPeak Sohoというタワーマンションを訪れた。コタキナバルの近郊にあるタワーマンションだ。
警備は厳重で建物や駐車場に入るのにも専用のパスカードが必要となる。
屋上にはプールとバーベキュースペースがあった。市街地の夜景は角度的に見えなかったが、南シナ海は一望できる。明るいともっと綺麗なはずだ。
ジャグジーが付いた屋上プール。
屋上からの景色。
プールは2階にもあった。大きさはこっちの方が大きく、プールの横にはジムも付いている。
2階にあった巨大プール。
タワーマンションの外観。
外国人の姿が見受けられたほか、地元の若者がバーベキューをしていた。
ここに住む人は現地で働いている外国人が多いようだ。日本人だと現地で医者をする人が住んでいるとか。
これだけのタワーマンションだが、月の家賃は500ドルほどとのこと。老後にマレーシア移住する人の気持ちが良くわかった。
部屋の設備等を紹介しているポスター。
↑Peak Soho↑
シグナルヒル展望台から夜景を一望
シグナルヒル展望台から夜景を眺めた。日中とはまた違った景色を見ることができる。
街全体の明かりはそれほど大きくはなかったが、オレンジ色の灯りが道を綺麗に照らしているのが印象的だった。
シグナルヒル展望台からの夜景。
宿へ戻る
街案内が終わり、宿まで送ってもらった。飛行機泊からの1日観光は時間を有効活用できる分それなりにしんどかった。
宿に戻るとチャックインの時にいた男女の従業員が入り口のところにいたので少し話した。明日はどこへ行くのという話題になって、ブルネイへ行くと言うと「え、ブルネイ?、イスラム教の国だし、国土も小さいし、物価も高いし、何もないよ」と言われた。街案内をしてくれた彼も同じようなことを言っていた。
コタキナバルに住む中国系のマレーシア人からすれば、ブルネイはそんな印象の国なのだろうか。