HIGEDARUMAです/
2020年1月、ウズベキスタンのサマルカンドからタジキスタンのペンジケントへ陸路国境越えをしました。
サマルカンドからペンジケントまでは約60キロ、早いと2時間ほどでアクセスすることができます。
サマルカンド–ペンジケントを結ぶ国境は2010年に閉鎖となりましたが、2018年に8年ぶりに開通、サマルカンドからのアクセスが簡単になりました。
サマルカンドから日帰りで訪れることもできます。
旅の概要
サマルカンドからペンジケントまでの移動方法は以下の通りでした。
- カサコナバスターミナルへ タクシー・ミニバスなど
- カサコナバスターミナルから国境へ シェアタクシー
- 国境超え 徒歩
- 国境からペンジケントへ シェアタクシー
カサコナバスターミナルへ
サマルカンドから国境へはシェアタクシーで向かうことになります。
国境行きのシェアタクシーはサマルカンド市街地の西側にあるカサコナバスターミナルから出発します。
まずはカサコナバスターミナルへ向かいました。
カサコナバスターミナルの様子。入り口周辺に乗り合いのミニバスが停まっています。
バスターミナル内はガラリとしていました。
↑カサコナバスターミナルの場所
カサコナバスターミナルまではホテルの送迎車で向かいましたが、市街地を走る黄色い車体のシェアタクシーを使えば簡単にアクセスできると思います。近距離の移動なので料金もそれほど高くはないと思います。
HIGEDARUMA
黄色い車体のシェアタクシー
カサコナバスターミナルから国境へ
国境行きのシェアタクシーはバスターミナルの外の路肩に停まっていました。
このシェアタクシーで国境まで向かいました。
バスターミナルの入り口前の様子。国境行きのシェアタクシーが何台か停まっていました。
近くに運転手がいるので、国境までの料金を交渉したところ15,000スム(≒170円)で行けることになりました。交渉は宿のオーナーにしてもらったので15,000スムがある程度の相場かと思われます。
シェアタクシーは運転手を含めて5人乗り。乗客が4人揃わないと出発してくれません。この時は自分が1人目だったので、全員揃うのに20分ほど待ちました。
カサコナバスターミナルから国境へは約30分で到着しました。道中に信号はほとんどなく道も直線だったため、下道ですが100キロ近いスピードで走っていました。
他に乗っていた乗客は国境までの道中で降りていきました。
シェアタクシーは国境ゲートのすぐ手前に到着しました。
途中で作るのを諦めた観光案内所。
ウズベキスタン側の国境ゲート前の様子。建物などは無く、閑散としていて国境らしい賑わいはありません。
HIGEDARUMA
国境超え
ウズベキスタンからタジキスタンへ国境を越えます。賄賂請求などのトラブルもなく、無事に国境越えができました。
国境の入口は鉄格子の門になっていて、国境警備員にパスポートを提示して開けてもらいます。
門を抜けると正面にウズベキスタンの入出国審査・税関の建物がありました。出国審査を済ませると荷物のX線検査の機械がありましたが、稼働していませんでした。
握手を交わす両国の首脳。関係は良好のようです。
建物を出るとウズベキスタンとタジキスタンの国境地帯です。国境ラインの表記はありませんが、おそらく真ん中が国境になっていると思われます。
ウズベキスタンとタジキスタンの国境地帯。
徒歩で渡ります。両国の時差はありません。
タジキスタンの入国審査場は国境地帯の道端にありました。向かって右側にある小屋がタジキスタンの入国審査場です(出国審査場は向かって左側にあります)。
タジキスタンの入国審査場。
何人か並んでいましたが、自分が外国人だと分かると優遇して一番前まで案内してくれました。よく分かりませんが外国人は優遇されているようです。
タジキスタンの入国審査は印刷したEビザとパスポートを渡すだけでした。入国スタンプが押されたパスポートと印刷したEビザが返ってきます。
印刷したタジキスタンのEビザ
入国審査を終え、国境地帯を進むとタジキスタンの税関の建物があります。ここでもX線検査の機械がありましたが、稼働はしていませんでした。
税関の建物を出ると、タジキスタン側の鉄格子の門があります。国境警備員にパスポートを提示して門を開けてもらいます。これで国境越えは無事に終了です。
国境からペンジケントへ
ペンジケントまでのシェアタクシーは鉄格子の門を出てすぐ目の前から出発しています。周辺にいる運転手が声を掛けてくるのでペンジケントまで行きたい旨を伝えました。ペンジケントまでの料金は10ソモニ(≒100円)でした。
ペンジケントまでの料金はある程度の相場が決まっているためぼられる確率は低いと思います。
タジキスタン側の鉄格子の門を抜けたところ。ペンジケントまでのシェアタクシーはこの辺りから出発しています。
ウズベキスタン同様、4人揃うまでタクシーは出発してくれません。4人揃うまで10分ほど待ちました。運転手曰く、もし急いでいて1人で出発したい場合は4人分の料金(40ソモニ)を支払えば出発してくれるようです。
ドゥシャンベ行きのシェアタクシーも同じ場所から出発しています。料金は100ソモニ(≒1,050円)です。
出発までの間にタクシーの運転手からウズベキスタンスム→タジキスタンソモニへの両替をしてもらいました。50,000スム→50ソモニでした。
50ソモニは日本円で約530円です。紙幣の額が大きすぎると支払い時にお釣りが無いなどのドラブルになるため別の運転手に少額の紙幣に両替してもらいました。
国境からペンジケントまでの所要時間は約30分でした。ウズベキスタンと比べると道が綺麗に舗装されているように感じました。
降りるときは運転手にこの辺りで降ろしてほしい旨を伝えて降ろしてもらいました。ペンジケントの街の中心の大通りで降車しました。
ここから宿泊先のホテルのUmariyonまで歩いて向かいました。
宿泊したUmariyon。1泊18ドル(≒1,940円)。安くて、清潔で、何よりスタッフが親切でした。
移動費・所要時間
サマルカンドからペンジケントまでの移動費・所要時間のまとめです。あくまでも目安です。
・移動費
ホテル→カサコナバスターミナル 20,000スム(≒230円)
カサコナバスターミナル→国境 15,000スム(≒170円)
国境→ペンジケント 10ソモニ(≒110円)
合計 約510円
・所要時間
ホテル→カサコナバスターミナル 約10分
カサコナバスターミナル→国境 約50分(シェアタクシー出発までの待ち時間を含む)
国境越え 約40分(国境周辺の散策時間を含む)
国境→ペンジケント 約40分(シェアタクシー出発までの待ち時間を含む)
合計 約2時間20分
写真ギャラリー
国境周辺で撮影した写真を紹介します。個人的に気に入っているものです。
国境の南側にあった山脈。雪に覆われた山々が太陽の光に照らされて幻想的な雰囲気を演出していました。
北側にあった山脈は南側のものと比べると対称的で雪には覆われていませんでした。山には木々は無く、短い草が生い茂っているだけでした。周りに建物がないため自然の壮大さを感じることができました。
国境周辺で放し飼いにされている牛。国境地帯ですが、緊迫した様子は感じられず、平和的な雰囲気が漂っていました。
中央アジア旅行で使えるガイドブック
航空券の予約はスカイスキャナー
スカイスキャナーなら数ある航空券の値段を一度に比較することができます。
旅のスタイルや予算にあった航空券を見つけるための様々な検索機能が充実、
最安の航空券を簡単に見つけることができます。
個人旅行の手配などにオススメです。
カスタマーサポートが充実のTrip.com
チャットによるカスタマーサービスが充実しており、
万が一、予約した航空券が欠航・キャンセルになった場合でも安心して相談できます。
返金や振替などの対応も迅速・確実で、日本語対応のため安心です。
航空券の他に、中華圏をはじめとするアジア・ヨーロッパの列車の予約サービスもあります。
業界No.1のホテル予約サイトBooking.com
(2020年1月、タジキスタンのペンジケントで宿泊したホテル)
掲載ホテル数は500万軒以上。
業界シェアNo.1のホテル予約サイトです。
ホテル掲載数が圧倒的に多く、支払い方法が現地決済というところが特徴です。
アジア圏のホテル予約はAgoda
(2020年1月、ウズベキスタンのサマルカンドで宿泊したホテル)
掲載ホテル数は200万軒以上。
Booking.comに次ぐ業界2位のシェアを誇るホテル予約サイトです。
主にアジア圏のホテル予約に強いと言われています。