HIGEDARUMAです/
2020年2月にタイ北西部の町、チェンマイを訪れました。
郊外の観光地を訪れるために市街地でレンタルバイクを借りたので、レンタルの一部始終について紹介していきます。
目次
レンタルバイク屋
「TOP BEST TRAVEL & CAR RENT」というレンタルバイク屋を利用しました。
新市街地の中心部、ロイ・クロー通りに面しています。
新市街地やターペー門周辺に宿泊している方なら徒歩でアクセスすることができます。
スタッフに聞いたところ営業時間はAM8時〜PM22時までのようです。
↑TOP BEST TRAVEL & CAR RENTの場所
バイクのレンタル以外にも旅行ツアーや洗濯も承っています。
レンタルに必要なもの
必須
・パスポート バイクをレンタルするにはパスポートのデポジットが必要です。パスポートは厳重に保管されているようでバイクの返却後にちゃんと返ってきました。
・レンタル料金 レンタル料金は1日250バーツです。24時間で250バーツなので借りた時間の24時間後までに返却すれば250バーツで済みます。朝8時頃に借りて16時頃に返却しました。
・国際免許証 レンタルの手続きには不要ですが携帯しておく義務があります。タイはジュネーブ条約締約国なので日本で発行された国際免許証が通用します。実際に大通りを走行している時に検問があり、免許証の提示を求められました。また国際免許証が無いと事故を起こした時に保険が適用されなくなります。
参考 国外運転免許証が有効な国警視庁
あって良かったもの
・スマホホルダー Amazonで購入したハンドルに固定するタイプのスマホホルダーを持って行きました。左のハンドルに固定したところフィットしました。Googleマップで目的地までのルートを確認するのに大いに役立ちました。
・パーカーなどの羽織るもの チャンマイは一年を通して暑いですが、山道を走ったり、風を切ったりすると寒く感じることがありました。何か羽織るものを1枚持っておけば安心です。
・マスク 空気はそこまで汚れているとは感じませんでしたが、排気ガスや砂埃対策として走行中はマスクを着用していました。チェンマイ国際空港の1階にある薬局で買いました。(3枚入りで120バーツ)
レンタル・返却の流れ
バイクのレンタル・返却の流れを簡単に紹介します。難しい手続き等は無く、簡単に借りることができました。
レンタルの流れ
返却の流れ
レンタルしたバイク
ホンダのクリック(CLICK)という125ccのスクーターをレンタルしました。
タイのホンダで製造されているバイクで2017年製のため結構新しいです。
操作方法は日本のホンダ製の原付とほとんど同じでした。メットインとハンドル下の収納スペースがありました。
エンジンオイル・空気圧などのメンテナンスはしっかりされています。1日で80〜90kmほど走行しましたが、何ら問題はありませんでした。
ガソリン
レンタル時のガソリン
レンタル時のガソリンはタンクの80%まで入っています。
そのためレンタル後すぐにガソリンスタンドへ行くという必要はありませんでした。
返却時のガソリン
返却時はガソリンをタンクの80%のところまで給油して返却する必要があります。
80%はガソリンタンクのメモリで言うと満タンメモリの1つ手前ところだと説明がありました。
ガソリンの給油
ガソリンスタンドは市街地には多数、郊外にはちらほらありました。
日本のようにセルフサービスではなく、スタッフが給油してくれます。
給油するガソリンの種類は「ガソホール91」です。日本で言うところのレギュラーに該当します。タイ語では「ゲーソホー(=ガソホール) ガオヌン(=91)」と発音するそうです。
真ん中の赤いノズルがガソホール91です。
給油したガソリンスタンド
返却前にレンタルバイク屋のすぐ近くにあったガソリンスタンドで給油しました。
外国人の利用者が多いのか英語が通じました。80〜90km走行して1メモリだけ減っていたので1L給油しました。
価格は1L少し給油して30バーツ(≒100円)。日本と比べると安いです。
給油時はどの種類のガソリンを入れて良いか分かりませんでしたが、何も言わなくてもスタッフがバイクにあったガソリンを給油してくれていました。
↑給油したガソリンスタンドの場所
運転してみた感想
・信号は日本と同じ 青信号で進み、赤信号で停止する。基本的なことは日本と同じでした。運転していて困惑することは特に無かったです。
・交通標識など 移動は全てGoogleマップの指示通りに動いていたので、道路標識は特に意識はしませんでした。逆走したり一方通行の道に入り込んだりはしませんでした。
・交通量はそれほど多くない バンコクなどの都市部に比べると交通量は少ないように感じました。もちろん市街地は交通量は多いですが、慢性的な交通渋滞が起こるようなことは無いように感じました。
・ミラー・合図・目視は徹底 当たり前のことですが、教習で習った「ミラー・合図・目視」を徹底していました。乱暴な車線変更をしたり、法定速度をオーバーして運転する車やバイクは大通りだと結構な数がいるので細心の注意が必要です。
・赤信号は必ず停止 赤信号を無視するバイクをたまに見かけましたが、日本と同様、赤信号では必ず停止します。
・煽り運転は日常茶飯事 日本では罰則が課される煽り運転ですが、タイでは日常茶飯事です。そもそも煽り運転という概念はありません。大通りなどでは何度か車に詰められましたが、慌てず端に寄って進路を譲りました。
煽り運転ではありませんが、画像のように僅かな隙間を通り抜けて行くバイクもいます。
・バイクのほとんどがすり抜け 信号待ちではほとんどのバイクが車の間をすり抜けて先頭へ出ていました。
・地元の人の運転は意外とゆっくり 中には乱暴な運転をするドライバーもいましたが、全体的な印象ではゆっくりとマイペースに運転する人が多いように感じました。タイというお国柄を感じました。
レンタルバイクで訪れた場所
ドイステープ
チェンマイの市街地から西へ16kmほど離れた場所にある黄金色の仏塔が美しいチェンマイの主要観光スポットです。参拝に来ている地元の人たちがたくさんいて、彼らの仕草などから宗教への信仰の深さを感じることができました。海抜1080mの山に位置していて、道中は山道をひたすら登っていきます。入場料は30バーツです。
↑ドイステープの場所
メーサー滝
チェンマイの市街地から北西に25キロほど離れた山の中にある滝です。滝へ辿り着くために川沿いを少し歩きましたが、日本とはまた違う熱帯雨林特有の景観が広がっていました。週末ということもあって地元の人がピクニックをしていました。入場料は120バーツです。
↑メーサー滝の場所
カレン族の村
メーサー滝からほど近い場所にありました。カレン族はタイの北部からミャンマーにかけて多く住む民族で女性は年齢を問わず首に鉄の輪っかを付けて美のために首を伸ばしています。ここにいるカレン族の女性はミャンマーから移り住んで来た人たちです。お土産屋や住居スペースがあり、カレン族の生活を垣間見れました。入場料は500バーツと高めですが、行って良かったと思います。
↑カレン族の村の入り口
ワットプラシン
チェンマイの旧市街地にある黄金の仏塔とタイ式の寺院が美しい由緒ある場所です。入場料は40バーツです。ライカーム仏殿の中にはチェンマイで重要な仏像プラシン仏が納められています。
ライカーム仏殿。プラシン仏はスリランカから来たものと言われています。
↑ワットプラシンの場所
駐車場所
・ドイステープ 入口のゲート前の坂道にお土産屋が並んでいて、そのすぐ前の路肩停めました。
↑ドイステープのバイク駐車場所
・メーサー滝 チケット売り場のゲートを通り抜けてすぐの駐車場に停めました。ここからだとメーサー滝までは少し歩かなければならないので、歩きたくない場合はさらに奥側にある駐車場に停めます。
メーサー滝の駐車場の図解。川に沿って遊歩道が整備されていたのでそこを歩いて行きました。
・カレン族の村 村の入り口前の空きスペースに停めました。
↑カレン族の村の入り口。Googleマップの検索結果とは少し場所が異なりました。
・ワットプラシン 正面入り口に向かって左手にあるバイクスペースに停めました。
↑ワットプラシンのバイク駐車場所
HIGEDARUMA
公式の駐車場所かどうかは未確認です。
検問
幹線道路を走行中、警察による検問がありました。全ての車両に対して検問を行なっているわけではなく、バイクのみを対象としているようでした。
警察官の合図に従って、路肩に停車、運転免許証の提示を求められてので国際免許証を見せました。
警察官は国際免許証の中身を軽く確認して返してくれました。
「これからどこへ行くの?」「ひとりで来たの?」などの質問(英語で聞かれました)に答えて検問は終わりです。
HIGEDARUMA
まとめ
ドイステープやカレン族の村などチェンマイの観光地は市街地だけでなく郊外にも散らばっています。
レンタルバイクを使ったことで時間に縛られず、寄り道をしたりと自由な移動ができたので個人的にはとても満足しています。
料金も24時間借りて250バーツ(≒850円)とそれほど高くありませんでした。
タイは日本と同じ左側走行なので運転するのにそれほど違和感を感じることはありませんでした。
ただドライバーの運転の気質は日本とは違うところもあるので運転の際には十分に細心の注意を払う必要があります。
レンタルバイクに取り付けたスマホホルダー
チェンマイで使ったSIMカード