HIGEDARUMAです。
僕は関西圏に在住なので、旅行の際はいつも関西国際空港を利用しています。
しかし郊外に在住のため、早朝便だと始発のバス・電車を駆使しても物理的に搭乗時間に間に合わない時があります。
その際はいつも関西国際空港のアエロプラザ2階にある待合室で一夜を過ごしています。
これまで数回程、利用をしたことがあるのでそのレビューをこの記事で書きたいと思います。
待合室の場所
関西国際空港のアエロプラザ2階にあります。ホテル日航の建物です。電車(南海電鉄・JR)の改札を出て、右にまっすぐ進んだら正面の入口があります。
入口を入ってまっすぐ奥に進んだ左手に待合室があります。
待合室の運営時間
運営時間は18時から翌9時です。
空港で一夜を過ごす人のためにあるといっても過言ではありません。
待合室の設備
横長の椅子が並べられている至って普通の部屋です。椅子と椅子の間の仕切りが無いため、横になって寝られます。
コンセント
写真向かって右手の通路沿いにあります。充電できますが、夜が老け人が増えてくるとコンセントはいっぱいになります。
僕はいつも電化製品は家でフル充電していき、大容量のモバイルバッテリーを持っていっています。
ブランケット
無料でブランケットの貸し出しがあります。待合室の受付(入口入ってすぐ左手)で名前と便名を記入するだけで借りれます。
貸し出しの時間は23時〜翌6時までです。
23時ちょうどにならないと借りれません。また翌6時までに返却をする必要があります。(6時をまわっても寝られている方がいましたが、注意等はされていませんでした。)
ブランケットは大きめの分厚い冬仕様です。空調で室内の温度は年中一定だと思うので、これをしっかり着て寝ると暑いと思います。
シャワー室
待合室のすぐ隣にシャワー室があります。
500円で15分間浴びることができます。
100円硬貨しか使用できないため、すぐ後ろにある両替機で両替します。
コインロッカー
待合室内にあります。アエロプラザ2階の入口を入った両側にもあります。
小さい方だと200円/3時間、大きい方だと300円/3時間です。
最初に3時間分の料金を投入し鍵を抜きます。荷物回収時に超過料金の金額を投入し鍵を差し込みます。
荷物投入時〜3時間までが200円(小)/300円(大)、3時間〜6時間が400円(小)/600円(大)です。
もちろんですが、一度荷物を預け入れた後に取り忘れなどで再度荷物を回収した場合には、最初に投入したお金は戻って来ません。
お手洗い
お手洗いは、待合室の奥の出口を出たところにあります。
アエロプラザ3階のファーストキャビンの近くにもあります。
周辺の施設
待合室の周辺には、バーガーキング・松屋・ローソンがあります。
どれも24時間営業です。
メリットとデメリット
僕が感じた待合室での仮眠のメリットとデメリットを書きます。
メリット
・宿泊料金が限りなくゼロに近い
夜ご飯・朝食・コインロッカー代を除けば、掛かるコストは限りなくゼロに近いです。
・寝坊や交通機関の遅延のリスクが無い
前日には空港に着いているため、寝坊や交通機関の遅延による飛行機の乗り遅れのリスクを軽減できます。
デメリット
・疲労が溜まる
共用スペースで寝られない人は、かえって疲労がたまり、翌日に支障をきたすかもしれません。
・快適性が無い
共用スペースですので、プライバシーなどはありません。快適性は無いに等しいと思った方がいいと思います。
・荷物の管理
盗難が無いとは言い切れません。仮眠中の荷物が気になる方は、コインロッカーを利用するのがいいと思います。
混雑する時間
混雑する時間は22時以降です。
22時を回ると徐々に人が増えてきます。日が変わる24時頃には仮眠する人でいっぱいになっていました。
時間に余裕のある方は22時以前に到着することをおすすめします。
利用するにあたって
数回しか利用したことのない僕が言えることではないのですが、この数回でこうしたらもっと快適に過ごせるといった方法を模索しましたので、書かせていただきます。
・到着は22時より前に
22時までは空いているので場所取りに苦戦することはありません。22時を回ると徐々に人が増えて来てます。日が変わる頃にはいっぱいになるといった印象でした。
・荷物はコインロッカーに
最初は荷物をコインロッカーに預け入れていなかったのですが、それだと荷物が気になってあまり寝つけませんでした。
必要なもの(歯磨きセット・携帯・アイマスク・マスク・イヤホン・耳栓・本等)以外を全てロッカーに預け入れるだけで、荷物に気をかけなくて良くなるので精神的にもかなり楽になりました。
ロッカー代も400円/6時間(小さい方のロッカー)なので安いです。
・エアー枕でさらに快適
空気で膨らませるエアー式の枕と貸し出し用のブランケットがあれば、仮眠以上のものを求められると思いました。
・耳栓・アイマスクは必須
耳栓は喋り声や足音のために、アイマスクは天井の蛍光灯のためにあれば良いと思います。
利用した感想
室内の匂い
独特の匂いがあります。どう表現して良いかわかりませんが、人が大勢集まった時の匂いに近い気がします。すぐに慣れるのですが、マスクなどがあれば良いと思います。
物音
公共スペースなので最低限の喋り声や足音はありますが、大声で喋ったり、騒いだりする人はいませんでした。
どんな人がいるか
翌朝の飛行機のために仮眠をする人がほとんどだと思います。日本人と外国人の割合は1:1くらいだと感じました。空港の待合室ということもあり、変な人は見受けられなかったです。
セキュリティ
警備員の方が定期的に見回りに来られていました。危ない雰囲気などは特にありませんでしたが、貴重品の管理はしっかりしておいた方がいいと思います。
まとめ
無料で利用できるほか、寝心地もそれほど悪くないので、個人的にはかなり気に入っています。
第1ターミナル内にあるKIX AIRPORT LOUNGEでも一夜を過ごしたことがあるのですが、そこよりははるかに快適に過ごせました。
貴重品を全てコインロッカーに預け入れれば、後は朝まで熟睡するだけです。
第1ターミナル・第2ターミナルにも近いので、時間を気にする必要もありません。
寝床にこだわりが無い方、無料で一晩を過ごしたい方は利用してみると良いかも知れません。